単発派遣のお仕事で知り得た秘密には守秘義務があります。
辞めたあとでも機密事項を公開してはいけません。
当ブログでも抵触しないよう注意していますが、
どこまで公開して良いのか、線引きが難しいものです。
一番微妙なのは、派遣先の名称です。
派遣求人を見ればわかるとおり、
派遣先の企業名や団体名は伏せられていることがほとんどです。
派遣先はバレバレ?
現実問題、派遣先の名称は公表していいのかどうか微妙なところみたいです。
契約書に「派遣先を公開してはいけない」と書かれていたら守る必要がありますが、
これまでそんな内容を見たことがありません。
だいたい派遣先はバレバレですからね。
「京都精華大学駅徒歩1分の大学事務」と書かれていたら、
知らないふりをするほうが難しいと思います。
たとえば友達や知り合いと話していて、
「アデコで派遣社員をやっている」と言うことはまずないでしょう。
「京都精華大で事務をやっている」と言うと思います。
派遣会社から口止めされたことはほとんどありません。
一度だけ口止めされたことがある
一度だけ、ややこしいことを言われたことがあります。
A派遣会社からB社に派遣されたものの、勤務場所はC社でした。
C社の仕事をB社が請け負っているという形式です。
C社は有名企業で自社ビルがあります。
C社のビル内でC社の仕事をしているものの、派遣先はB社で派遣元はA社です。
このときだけは「C社で働いていると言わないでください」と言われました。
改めて思い出すと、ちょっときな臭いですね。
しかし、これにはもっともな理由がありました。
同様の形態で働いていた人の家族が、
緊急の連絡のためにC社の代表番号に電話してしまったことがあるそうです。
C社は大きな会社なので、請負のB社で働いているA社の派遣社員までは把握していません。
そのため、緊急の連絡のときには派遣元であるA社に電話するよう念を押されました。
派遣会社で実名を書くように言われた
わたしはなるべく派遣先名を伏せるようにしていました。
職務経歴書にも「アデコから京都市の大学に派遣」などと、
派遣会社の求人みたいな書き方をしていたのです。
しかし、ある派遣会社から、
派遣元と派遣先を実名で書くように言われました。
「書いてもいいんですか?」と聞いたところ、
「大丈夫です」と言っていました。
裏を返せば自分たちの派遣会社とその派遣先を、
ほかの派遣会社に公表されても大丈夫ということでしょう。
この一件から、派遣先名ぐらいであれば、
過敏になる必要はないのかなという印象があります。